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ハッピーが織り込まれたブータン山繭手紡ぎ 龍の国の色彩瞑想布 キラ [24339491]
商品詳細
ブータン女性の着衣、「キラ」は、原始機織「タシン」と呼ばれる座機の織り幅の布3枚を縫い合わせた長方形の一枚の布。
巻きつけるようにして身体を覆います。
両肩で布の端と本体の布を「コマ」(ブローチ)で留め腰帯で着丈を調節。
その際にできるゆとりが懐をつくります
シルエットは、日本近代の着物姿に酷似しており
体型の起伏は見せない様式の衣服です。
腰巻き状のロンギーよりは幅があり
インドのサリー(5〜6m)程には長くは無ない
サイズ感は、セミダブルからキングサイズのベッドの大きさを想起していただければ良いかと思います。(大まかな実寸は写真上に添付)。
鎖国を解いて(1974年)以降
ブータンの織物の特異性が紹介されてさまざまな視点から衆目を集める事になり
染織の源流と思しき素晴らしい伝統技術の継承にも光が当てられました。
一見、刺繍のように見える高度な織り技術(両、片面縫い取り織り)は
世界の染織関係者はもとより研究者に衝撃をもたらしました。
元来,王族の衣装であった「キシュタラ」と呼ばれる高級品に至っては
一枚を織りあげるのに費やす時間は2年にも及ぶといいます。
その価格は、ブータンの人々の年収入の4年分に当たる高価なものもあるとのこと
布は財産
富の象徴
現金に代わる報償品
葬儀を司る司祭への奉納品でもあります。
ブータンには生糸は生産されません
何故なら、ブータンの人々は殺生を嫌うからです。
幼虫が繭の中にいるままの状態で熱湯に潜らせて生成されるのが生糸ですが
ブータンでは蚕の幼虫が繭の殻を自ら破って出た後で糸を紡ぎます。
破られた繭から得られる糸は切れ切れなため糸を結びながら紡むぐのです。
こうして紡がれた糸で織られた布が「ブラ」です。
「ブラ」の織物は
女性用には「キラ」
男性用には「ゴ」が作られます。
出品の「キラ」は野生の繭から上述の方法で織られた「ブラ」の作品です。
緻密で高度な技術を習得する精神性は神仏への敬虔な帰依の賜物なのでしょう。
某染織研究者の記述に
「染織作業に携わるには、本人がまず上機嫌でなくてはならない」とあります。
骨折り仕事を厭わない
それどころかハッピーな気持で織り
陰陽を踏まえての色の組み合わせ作業は
色彩を瞑想することなのだそうです。
このブラも然り
全行程に携わった人々のハッピーが織り込まれているのです。
カテゴリー | ホビー・楽器・アート > 美術品・アンティーク・コレクション > 工芸品 |
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商品の状態 | やや傷や汚れあり |
ハッピーが織り込まれたブータン山繭手紡ぎ 龍の国の色彩瞑想布 キラ
【在庫数について】
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